いじめに想う。

最近、大きく取りあげられている「いじめ」問題。なくなってしまえばいいのに、なんて軽々しく思っているわけですが、自分の人生において、ある日突然ターゲットになった経験があります。

中学生のころ(遠い目)の話。
通っていたのはそれほど大きい中学校ではなくて、まぁせいぜい一学年の生徒が150人程度でした。一つの小学校からの持ち上がりではなく、入学してから出会う生徒も比較的多かった。*1初めは同じ小学校出身のグループだったのが、徐々に交じり合い、分裂し、新しいグループを形成していきます。私も例に漏れず、とある一つのグループでメンバとじゃれ合っていたわけですが、ある日を境に、グループに私はいないことになりました。
原因は、グループのある男の子(仮にA君)が同級生の女の子(仮にBさん)に好意を持っていて、そのBさんの話で盛り上がっていたときの会話。
A君はBさんとの会話やBさん自身についてかなり熱く語っていました。そのなかで上機嫌なA君が「俺のBさん」という発言をしたのです。そこで普通ならニヤニヤ冷やかしたり、茶化したりして終わるところで、変なときだけ冷静な私が言ってしまったのです。


「いや、BさんはA君のじゃないでしょ。」
それ以降、私はいなくなりました。

今思えば、大人気ない、つまらないところに突っ込んじゃったな〜と思うのですが、いじめのキッカケなんてどこにでも転がっているんですね。えらそうにもう子供じゃないなんて言っていたけど、まだまだ子供でしたよ。
ちなみに私はその後、私の発言が原因と教えてもらいましたが、「間違ってないし。」という本当に大人気ない意思を貫き、他のグループに移りました。それからは、今でも連絡を取り合う大切な仲間に出会い、本当によかったと思います。
いじめのきっかけ同様、大切な仲間に出会うことも、どこにでも転がっているんですね。

*1:地域的な関係か、私が通っていた小学校からは大半が別の中学校に入学します。